飛ぶ鳥を落とす勢い

  

米ヤフーが2011年第1四半期決算を発表しました。売り上げ自体は

前年同期から減少したものの、純利益は増加しており、まずは

堅調な経営状態を維持しているといえそうです。



前年同期に比べ、売り上げは24％減少した12億ドルでしたが、

純利益は前年同期の1億8800万ドルから1％増加し、1億9000万ドル

、もう少しで2億ドル突破というところでした。



売上が減少した主要な原因についてYahooは、Microsoftとの

検索提携契約により、売上の計上方法を変更する必要が

合ったことを理由に挙げています。



今回の決算発表で売上の減少を記録したにもかかわらず、

CEOのCarol Bartz 氏は強気とも楽観的ともとれるコメントを

披露しています。決算発表の電話会見では、第1四半期に

全世界のYahoo!ユーザーは13％増加、Yahoo!のメディア

サイトのページビューは8％増加している事実を強調し

サイトの閲覧時間も17％増加したと極めて楽観的に見ている

ようです。



ただし、『Yahoo! Search』のマーケットプレイスが

『Microsoft adCenter』技術に伴う問題に直面している

件についてはBartz 氏も認めており、現在でもこの問題について

Microsoftと緊密な連携をとっていることを明言しています。



Bartz氏は「広告主は投資利益率 (ROI) の高さを認識しつつ

あるが、現在の adCenter プラットフォームに存在する

技術的な制約により、まだクリック数が伴っていない」とも

のべています。



独自のコンテンツはとくに目立つものがなくても、今では

世界的な情報ポータルサイトとして君臨しており、今後も

堅調な成長が見込めそうです。





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今年の夏は、個人の節電、企業の節電が欠かせない情勢に

なってきていますが、ソニーが夏の節電への取り組みをいち早く

公表して話題になっています。



ソニーは今年の夏から予想されている電力不足に対応するため、

独自のサマータイムを導入し、就業時間を早める計画を発表

しました。ソニーでは今年7月以降の祝日は勤務日となりますが、

代わりに夏季休暇を2週間に延長し、休日の分散化を図る

狙いのようです。



ソニーの社内だけで適用される独自のサマータイムは現在、

労働組合と協議中だそうですが、勤務時間を前倒しすることで

大幅な節電につながると予想されています。このような

サマータイムは森永乳業も導入を決めているようですが、

電機業界では初めてのケースであり、今後は導入を検討する

企業がさらに増えそうな気配です。



ソニーの通常勤務時間は午前9時から午後5時30分ですが、

出勤時間も1時間程度前倒しされる予定です。ただし、これは

東京電力管内にある研究所を含めたソニー本体の社員のみ

対象となるようで、工場勤務の社員は対象外となる予定です。



休日の分散化を狙った夏季休暇の延長も画期的です。年末までの

祝日をすべて出勤日とするのは、社員によっては賛否両論と

なりそうですが、その代わり、有給と合わせて2週間もの

連続休暇がもらえるとはうらやましい限りです。さらに、土日の

出勤も可能にし、出勤した場合は平日に代替休暇を取ることが

許されるそうで、これも、普段土日にしか行楽地にいけない

サラリーマンからしてみればとても魅力的なルールと

なりそうです。





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